相続した実家
2026年08月24日
お盆に実家へ帰って考えたこと
相続した家や空き家のこと、後回しにしていませんか?
皆さんはお盆にご実家へ帰られた方も多いのではないでしょうか。
私もお盆の時期になると実家へ顔を出しますが、親も高齢になり、一人暮らしをしていることもあって、以前とは違った心配をするようになりました。
「あと何年この家で暮らせるだろう」
「もし親が施設に入ることになったらこの家はどうなるのだろう」
そんなことを考える機会が年々増えているように感じます。
仕事柄、不動産のご相談を受けることが多いのですが、ご相談いただく方の多くも実は同じようなきっかけです。
お盆やお正月に家族が集まり、
「実家どうする?」
という話題になって初めて相続や空き家の問題を意識されるのです。
最近は空き家問題や相続不動産に関するニュースを目にする機会も増えてきました。相続した不動産の活用を支援する取り組みや、空き家問題への対応強化なども話題になっています。
また、不動産に関する税制の見直しについても様々な議論が行われています。
ただ私自身は、税制改正の内容以上に大切なことがあると思っています。
それは、「まだ大丈夫」と思っているうちに時間だけが過ぎてしまうことです。
私がご相談を受ける中でよく感じるのは、「もっと早く相談すればよかった」というお声です。
相続してから何年も空き家になっていたり、親御さんが施設へ入居されてから長期間そのままになっていたりするケースも少なくありません。
特に札幌では、冬の除雪、建物の管理、固定資産税など、所有しているだけでも負担があります。
誰も住まない家でも、時間は止まってくれません。
建物は少しずつ傷みますし、管理の手間も増えていきます。
もちろん無理に売却する必要はありません。
ご家族の思い出が詰まった家ですから、すぐに結論が出ないこともあると思います。
私がお客様とお話するときに大切にしているのは、「売るか残すか」ではなく、「今の状況を知ること」です。
今の価値はいくらなのか。売るとしたらどのくらいの期間が必要なのか。賃貸という選択肢はあるのか。
そうしたことを知った上で、ご家族で話し合うことが大切だと思っています。
私自身も親のことを考える年齢になり、以前より相続や実家のことが身近な問題に感じるようになりました。
だからこそ、お客様からご相談を受けた際も、不動産としてだけではなく、
「家族のこれから」
という視点で一緒に考えたいと思っています。
お盆の帰省で実家のことが少し気になった方は、今すぐ売却を考えていなくても構いません。
まずは現状を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

